要注意!非公認の教習所では技能試験が免除されません

指定自動車教習所 申し込み直前 必読コラム

教習所には指定自動車教習所(公認)と届出自動車教習所(非公認)が存在します。 この違いを知らなかったばかりに後悔している人が少なくありません。 はじめて免許を取る方には指定自動車教習所(公認)を強くおすすめします

自動車免許証は各都道府県の公安委員会によって交付されます。 簡単に言えば免許制度の元締め的存在が公安委員会なのです。

指定自動車教習所(公認)は公安委員会から指定を受けて 技能試験や学科試験といった免許制度の主要業務の実施を委任されている教習所と言えます。

届出自動車教習所(非公認)は自動車練習場としての届出を公安委員会にしているだけであり、 免許制度の業務を実施することができません。飛び込み受験のためのレッスン場と言えます。

指定自動車教習所(公認)は免許が取りやすい!

指定自動車教習所(公認)をおすすめする理由は「簡単に免許が取れるから」です。

技能試験

指定自動車教習所では運転免許試験場(免許センター)での全ての実技試験が免除されます。 教習所内での技能検定はありますがいつものコースをいつもの教習車で走行しますので比較的安心して受検できます。

届出自動車教習所(非公認)の場合は仮免実技と本免実技の両方を 運転免許試験場のコースと試験車で受験します。

免許センターでの実技試験が教習所での技能検定とは比較にならないくらい難しいことを考えると指定自動車教習所(公認)のメリットの大きさが理解できます。

学科試験

指定自動車教習所では本試験以外の学科試験は教習所内で受験します。 試験対策も学科教習でバッチリ要点を指導してくれるので苦労が少ないのも特徴です。

届出自動車教習所(非公認)の場合は全ての学科試験を運転免許試験場に出向いて受験しなければなりません。

指定自動車教習所(公認)のカリキュラムは秀逸

指導員の目から見ても指定自動車教習所(公認)のカリキュラムは上手く出来ていると感じます。 最短のプロセスで安全な運転を習得するために考え抜かれたメソッドであると言えます。

免許取得者の95%が指定自動車教習所(公認)の卒業生です。 日本の初心運転者期間中の事故率が低いことが教育メソッドの優秀さを証明しています。

また指定自動車教習所(公認)の指導員は全員が厳しい審査に合格しており、教習所指導員資格を取得しているプロです。 届出自動車教習所(非公認)の場合は必ずしも指導員資格を持っている必要はありません。 普通運転免許を取得して3年以上の者であれば指導が可能です。

届出自動車教習所(非公認)が主張するメリットと実際

届出自動車教習所(非公認)のホームページを見ると次のようなメリットが主張されています。その多くが指定自動車教習所(公認)との比較を避けながら苦心して書かれているように感じます。

ウロキキ
主張と実際を見てみましょう
主張:免許が取れるまで責任を持って教習します

実際:「あなたさえ頑張れれば何年かかっても免許取得まで付き合いますよ」という意味です。免許センターでの技能試験に落ち続けて断念した場合は保証されません。

主張:あなたに合わせた技能教習をプランニングします

実際:秀逸な教育メソッドを実施している指定自動車教習所(公認)で免許が取れないくらいなら届出自動車教習所(非公認)で免許を取るのはもっと難しいでしょう。

主張:ベテラン指導員による教習

実際:指定自動車教習所(公認)の教官は全員が厳しい審査に合格した教習所指導員資格を持つ教習指導のプロです。届出自動車教習所(非公認)では教習所指導員資格が無くても仮免許練習時の同乗者要件(運転免許取得後3年以上もしくは第二種免許取得者)さえ満たしていれば同乗指導できます。

主張:教習費用が安い

実際:免許センターでの受験回数がかさむと総費用では高くつく場合が少なくありません。教習料金の比較は指定自動車教習所(公認)どうしを比較するようにしましょう。

主張:最短での免許取得が可能

実際:免許センターで不合格の回数だけ長くなってしまいます。始めて免許を取得する方であれば、教育メソッドが充実している指定自動車教習所の方が最短で免許を取得できる可能性が高いと言えます。

ウロキキ
厳しい要件を満たしてしるから指定(公認)になっているんですね

届出自動車教習所(非公認)を選んでも良い人

運転には自信があるという人が飛び込みで受験しても簡単には合格できません。 理由は「運転免許技能試験実施基準」に合致した運転でなければいけないからです。

指定自動車教習所(公認)では自動車の運転について全くの初心者が基礎的な操作方法から習得を始めて「運転免許技能試験実施基準」に沿った運転ができるようになるまで指導します。

ですから免許取消者のように既に運転技術を持ってる人であれば「運転免許技能試験実施基準」に合った運転の仕方だけを学べば良いことになります。

こういったケースであれば届出自動車教習所(非公認)を選ぶのも良いでしょう。

指定自動車教習所と届出自動車教習所の見分け方

教習所のホームページでは指定自動車教習所(公認)と届出自動車教習所(非公認) を明確に見分けられない場合が少なくありません。

指定自動車教習所

指定自動車教習所のマークが表示してあれば指定自動車教習所(公認)です。

全日本指定自動車教習所協会連合会のページから調べることができます。

http://www.zensiren.or.jp/nwide/nwide.html

合宿免許専門サイトに掲載されている教習所は基本的に指定自動車教習所(公認)です。

合宿免許専門サイト

届出自動車教習所

届出自動車教習所のホームページを見ても公安委員会届出教習所と記載されている 場合もありますが「非公認」とは書かれていません。

全国届出自動車教習所協会のページから調べることができます。

TOP | 一般社団法人 全国届出自動車教習所協会
全自教、全国自動車教習所協会のページです。運転免許のことから企業ドライバー研修、特定教習、高齢者講習、外国免許切替まで幅広く対応しています。 運転免許のことなら、全自教へ。

まとめ

  • 初めて免許を取る人は指定自動車教習所(公認)を選ぶのが無難
  • 指定自動車教習所(公認)であれば技能試験が免除される
  • 免許取消者の再取得ならば届出自動車教習所(非公認)を選ぶのも良い
ウロキキ
指定自動車教習所のメリットを見れば教習料金もすごく割安に感じますね

 

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